マース・ヒューズ中佐、いつも娘の自慢をしてマスタング大佐を困らせるしかしヒューズの過去は誰も知らなく誰でも知りたがっているが話してくれない。しかしシェスカにはなぜか口がすべる。資料図書館・・・・・・・・・・・・・・・ 「えっヒューズ中佐はシルーム村出身なんですか? 」 シルーム村そこはほとんどの人が隠れ里といい行こうと思ってもなかなかいけない村で村民しか知らない道でいつも村に帰ってるみたいだ。 「そうだよ、そういえばシェスカちゃんは何処出身なの? 」 「私はマーズル村です」 マーズル村とはシルーム村と一緒で隠れ里と呼ばれている村である。シルーム村とは仲が良く一年に一度の祭りで毎回別々の村との女性と話すのが祭りである。 「へぇーっ、マーズルという事は俺の村とかなり近いな、そうするとどっかで会ったかもね? 」 「それは有りえる、でもなかなか会えませんよ私一回しか出てませんから」 シェスカは書類を持ち奥に行ってしまった。 「まっ、俺も2回だけだから無理だよな、ははははは」 ヒューズは一人笑いをして周りの人は なんだこの人!?、っという目でヒューズを見ている。そう笑いながらもシェスカを待つついでにその祭りの事を思い出してみた。 10年前・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当時8歳のヒューズは祭りをどうこう関係なく行きたくてたまらなかった。 「おいヒューズ、今日の祭り来るよな? 」 「当ったり前だろ行くに決まってんだろ、今年はどんな子来るかなぁ? 」 ヒューズはやはり子供だったのでほとんどエロ親父に近い存在ですね。しかしやはり子供なので恥ずかしい事ぐらいはある。 「じゃ一緒に行こうなヒューズ!! 」 「OK、絶対遅刻するなよ」 ヒューズは男の子と別れて自分の家に戻った、そうすると家からナイフが飛んできた。 「遅いぞヒューズ、どうして遅くなった!? 」 この男はヒューズの父親、頑固でもなくそれでいてやさしくもなく普通の男である。ナイフを飛ばしたのはあまりにイラついていたので八つ当たりをしたのである。 「えっいや・・・・・友達と遊んでいて・・・・・・・」 「どーせ今日の祭りの事だろこのバカが!! 」 そう言ってヒューズの頭を打ん殴った。その後2時間程度説教を受けて精神的ダメージを受けた。 そして辛い時間が過ぎて楽しい時間が訪れて来た。 「やったーお祭りの時間だぁぁ! 」 「よしヒューズ行こうぜ、先に着いた方が勝ちな? 」 「いいよ負けないぞ・・・よーい、ドンっ!! 」 ヒューズとその友達は地面をかけ走った、2000mもあるので走り続けるのは辛いであろう。 50分後・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「はぁ・・・っはぁはぁはぁ・・勝ったぞ」 「ちっ・・・畜生負けたぜ、勝てると思ったのになぁ」 ヒューズは息を切らせながらも祭りに向かった、そして祭りの楽しい時間が来た。 男達は美しい女性に話しかけている今年は何人のカップルが出来るのだろうか?そんな事を考えながらもそこらをうろついていた。 「あんまりいないなぁ・・・・・」 ヒューズは少しガッカリしながら木に寄りかかった。そうしながらも時間は過ぎていった。そしたら1つのボールが転がってきた。 「んっ・・・・なんだこれ? 」 「あっあの・・・・・すみませんそのボール私のです」 控えめで小さな声がヒューズにははっきりと聞こえた、その声が聞こえた方を向いてみた。そこには赤毛の女の子が居た、かわいいともブサイクとも言えない普通の女の子だった。 「あっ、はい気をつけなよ」 「あっありがとうございました、私はシェスカっていうの・・・宜しくね」 「あっ俺はヒューズっていうんだヨロシクね」 ヒューズはこの女の子とずっと話をしていた好意を持ったとかの事ではなく話していると楽しかった。しかし時間はすぐに過ぎていった。 それがヒューズが女の子をみた最後の時だった・・・・・・・ 「あぁーー、そういえばあの子シェスカって言っていた様な? 」 「どうしたんですかヒューズ中佐? 」 「いやなんでも無いよ(そんなわけないよなぁ・・・・汗)」 ハガレン小説集に戻る |